赤ちゃんのために妊婦さんの運動について

妊娠中、助産師さんからは体重に気をつけてね!

と念を押され…

でもなにをすればどのように運動すればいいかも分からない

以前は「妊婦は安静に!」が定説でしたが、最近の研究結果から合併症のない健康な妊婦において、運動はむしろ推奨されているのが現状です。

日本だけでなく、アメリカ産婦人科学会(ACOG)の運動に関するガイドラインにおいても、妊娠期間中の運動は勧められています。

増えていいのは12㎏まで

妊娠中は体重の増加がおきるのは生理的に見てもごく普通ですが、過剰な体重増加は妊娠高血圧症・糖尿病・分娩合併症・出産後体重停滞などのリスクが懸念されます。

しかも妊娠中の母親の体重増加と新生児の出生体重は比例関係にあり過体重で生まれた子どもは後に、肥満や糖尿病になるリスクが高いことが報告されています。

妊娠時から比較して+12㎏までが許容の範囲。それ以上にならないように体重はコントロールしなければなりません。

妊娠糖尿病や高血圧症に関しては以下の情報を参考にどうぞ。

妊娠糖尿病とは?

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「妊娠糖尿病」とは、妊娠の影響で発症する糖代謝異常の一種です。妊娠前から糖尿病と診断されていたわけではなく、妊娠中に初めて見つかったもので、糖尿病には至らないものを指します。

すべての妊婦さんのうち、妊娠糖尿病と診断される割合は約12%で、今まで糖尿病とは縁がなかった人でも発症することがあります。

妊娠糖尿病になると、様々な合併症が起こるリスクや、将来的に糖尿病になる可能性が高まるため、早期発見と適切な対処をする必要があります。

参照サイト:こそだてハック

 

妊娠高血圧症候群の症状は?合併症もあるの?

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妊娠高血圧症候群は、「症候群」という名前のとおり、様々な病気の総称です。

代表的な疾患のうち、「妊娠高血圧」であれば高血圧のみが症状として現れ、高血圧による頭痛やめまいが起こることもあります。

また、特徴的な自覚症状としては「むくみ」があります。ただし、むくみは妊婦さんの約30%に見られるもので、妊娠高血圧症候群による症状かどうかを見極めることは難しく、また母体と胎児に悪影響を与えないと考えられています。

なお、妊娠中の急激な体重増加も妊娠高血圧症候群による影響である可能性があります。

妊娠高血圧よりも危険度が高い「妊娠高血圧腎症」の場合、高血圧だけでなく蛋白尿が出るようになります。症状が進行すると合併症を起こすこともあり、ママとお腹の赤ちゃんへの負担が大きくなります。痙攣を起こして命にかかわることもある「子癇発作」のほか、脳や肺、肝臓や腎臓など、全身の臓器に機能障害を引き起こす場合もあります。

妊婦健診で血圧や蛋白尿を調べることは、妊娠高血圧症候群を早期発見するという意味でも大切なので、妊婦健診は定期的に受けるようにしましょう。

参照サイト:こそだてハック

つわりの減少

つわり

つわりはツライですね。

そんなつわりは、精神的なストレスなどにより増悪してしまうといわれています。運動による気分転換はストレスの緩和につながります。

出産に向けた体力作り

分娩にむけて

出産には体力がいります。

陣痛開始から分娩に至るまで、50%の方はなんと6時間以上を要します。妊婦だからといって動かなければ、筋力、体力は低下してしまいます。長丁場の出産にそなえて体力作りもかねた運動は必要不可欠です。

赤ちゃんの成長促進

ある研究報告によると、妊婦の運動の度合いと、赤ちゃんの脳の成長スピード、これには相関関係があるという論文もあるそうです。

胎児にとっても効果があるんだったら、ちょっと早めの「親バカ」もありですよね。自分のための運動ではなく、子どものための運動であれば頑張れるお母さんってきっと多いんじゃないでしょうか?

適度な運動は体の健康を保つために効果的なので、毎日続けたい習慣の1つです。ただし、妊娠中の女性が運動しているのを見ると、赤ちゃんにどんな影響があるのか、心配になってしまいます。モントリオール大学とサント・ジュスティンヌ大学付属医療センターの合同研究チームは、妊娠中の運動に赤ちゃんの脳の成長スピードを促進させる効果があることを発見し、妊娠中の運動が赤ちゃんにいい影響を与えることが判明しました。

Exercise during pregnancy gives newborn brain development a head start – UdeMNouvelles
http://www.nouvelles.umontreal.ca/udem-news/news/20131111-exercise-during-pregnancy-gives-newborn-brain-development-a-head-start.html

研究では、5~7カ月目の妊娠中期に当たる女性を「週3回20分程度の運動をする」と「運動を全くしない」2つのグループに分け、出産するまでタスクを続けてもらいました。先のグループが行なった運動は、ウォーキング・軽いジョギング・水泳など少し息が切れる程度のものです。

その後、被験者の女性が出産した赤ちゃんの脳波を調査。調査方法は生後8~12日目までの新生児を対象に行い、睡眠中の赤ちゃんの頭部に124個もの電極を着け、さまざまな種類の音を聞かせて、赤ちゃんの脳波を調べるというもの。赤ちゃんの脳波を調べて、脳が以前に聞いた音と、そうでないものをしっかり区別できているのかを判別し、脳の聴覚記憶能力を確かめて、2つのグループの赤ちゃんに差が出るのか調べたというわけです。


調査の結果、妊娠中に運動をしていた女性の赤ちゃんの脳は運動を全くしていなかった女性の赤ちゃんよりも効率的にさまざまな音を区別でき、聴覚記憶能力が優れていることが判明。つまり、妊娠中の運動が赤ちゃんの脳を通常よりも早いスピードで成長させたことがわかります。研究を率いたデイブ・エレンバーグ教授は「妊娠中に運動することで、赤ちゃんの脳が通常よりも早く成長することがわかりました。動物で実験を行なった時にも同様の結果を得られましたが、人間を対象にした同実験は初めての試みだったんです」と話しています。

エレンバーグ氏と一緒に実験を実施したダニエル・カーニア教授によると、妊娠中の運動が母体の産後の健康に影響を与えたり、赤ちゃんの肥満を防止したりする効果があることが以前の研究から判明しており、今回の実験結果を加味すると、運動が大人だけでなく生まれる前の胎児にもいい効果をもたらすと言えます。

参照サイト:gigazine.net

 

こんな運動がいい

妊娠中の運動は、妊娠中および出産後の体重コントロールや腰痛の軽減、筋力・持久力改善の有用なツール。

★運動の種類★

妊娠中はウォーキングや水中でのエクササイズなど転倒のリスクが少なく運動強度を一定に保てるものが推奨されています。球技などはついつい夢中になって、熱くなることもあるので避けましょう。またハイキングで高所へ行くなどもやめておいた方が良いでしょう。

★運動強度★

妊娠中は有酸素運動に利用できる酸素が減少します。そのため、妊娠前と同じような負荷で運動することはできないのです。

人によって感じ方は様々。主観でいいので、運動中に会話を続けられるくらいの負荷で行いましょう。息切れを強く起こすのはNG!

★運動時間★

1日あたりの運動は15分~最大30分を目安に。1週間で150分を目標に。

注意点

・妊婦が運動を始める際には、まず主治医に相談をし運動に対してやってはならないこと(禁忌)を把握しましょう。

・運動習慣のない人がいきなり運動を再開する場合は、ウォーキングからスタート

・なにか異変を感じた際にはすぐに中止し主治医に報告する

・3ヶ月を過ぎると仰向けでの運動は静脈還流の低下による影響で起立性低血圧のリスクが高まるためなるべく控える

・また長時間、立位での運動も下肢静脈に血がたまってしまうためだめ

・普通の方以上に水分補給や衣服、環境などは考慮する

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